防犯カメラの配線と注意事項について
今回は防犯カメラの配線と注意事項についてご紹介します。
ご購入や更新をご検討中の方はもちろん、防犯カメラを詳しく知りたい方にも見やすい内容になっています。
同軸カメラの配線
同軸カメラは”同軸ケーブル”を利用してレコーダーと防犯カメラ本体を接続します。
同軸ケーブルでの配線
映像の世界で長く使われてきた同軸ケーブルは耐久性やノイズ耐性が強く、映像ノイズや映像ロスを起こす確率を減らすことができます。
同軸ケーブルにはいくつか規格があり、よく使われるのが以下になります。
- S-5C-FB、5C-2V
- 3C-2V
5C、3Cという表記はケーブルの太さを表しており、数字が大きい方が太く小さい方が細くなっています。
5Cケーブルは断線しにくく耐久性が高く、信号が弱くなりにくいというメリットがあります。ただしケーブルが太いため細い配管や曲がった箇所を通す配線には向いていません。
3Cケーブルは素人でも配線がしやすい一方、耐久性が低く劣化に弱いという特徴があります。
また、コネクターは”BNCコネクター”になります。
ツーケーブルカメラ
同軸カメラの一般的な配線です。
映像を通信するための同軸ケーブルと電源ケーブルの2本を配線します。
ワンケーブルカメラ
映像通信と電源供給を1本の同軸ケーブルでまかなうタイプをワンケーブルカメラと言います。ケーブルが1本で済みますので、配管が細くても利用できます。
ネットワークカメラの配線
LANケーブルでの配線
映像通信と電源供給がLANケーブルのみで可能です。
カメラ本体とレコーダーを1本のLANケーブルで接続できますので、非常にシンプルです。また、LANケーブルは細く取り回ししやすいので同軸ケーブルよりも配線が簡単です。
LANケーブルの種類は”CAT.5e”や"CAT.6"がよく使われています。
コネクターはRJ 45コネクターを取り付けます。
ネットワークカメラ配線工事の注意点
配線距離
LANケーブルの最大電装距離は100mになっています。
100m以上配線する際は間にハブを挟む必要があります。
断線させないこと
工事中にドアで配線を挟んでしまったり配線に圧をかけると断線の恐れがあります。
以上がネットワークカメラ工事の注意点となります。
弊社ではワンケーブル・ツーケーブルの同軸カメラ、ネットワークカメラのどちらも取り扱っています。
お客様のご予算感や用途、環境に応じて複数の国内メーカーの中から最適な防犯カメラをご案内させていただきます。
これから防犯カメラを導入しようとしている方や、防犯カメラの更新をお考えの方は是非お声がけください。