防犯カメラ導入における注意点
今回は防犯カメラ導入の際の注意点についてご紹介します。
導入した後で後悔しないために、少しでも参考になれば幸いです。
無線タイプの防犯カメラの注意点
Wi-fiを利用した無線タイプの防犯カメラについての注意点です。
映像が途切れてしまう可能性
アマゾンや販売店で「無線」「工事不要」「格安」の防犯カメラがよく見受けられます。
設置も簡単で粘着シートのようなもので、壁にポチッと手軽に設置できます。
非常に簡単でお安いのですが、文字通りWi-fiを利用して映像を録画・撮影しますので、仮に「Wi-fiが無い」「Wi-fiがつながりにくい」場合にはそもそも撮影ができなかったり、撮影が途切れてしまうケースがあります。
ルーターと防犯カメラ本体の距離が遠い場合には、電波が届くのか事前に確認された方が良いかと思います。
スマホをWi-fiに接続した状態で設置予定場所まで持っていき、電波がどれくらい繋がるのか事前に確認されるのも1つの方法です。
セキュリティーの脆弱性
Wi-fiを利用した無線タイプの防犯カメラ映像はWi-fiを経由してインターネットにつながりますので、初期設定の段階でパスワードを変える等の対策をしておかないと、映像が第三者に見られる可能性があります。
海外のサイトで、日本の防犯カメラ映像がリアルタイムでアップロードされているケースもあります。
設置場所の注意点
防犯カメラはどこに設置するかによって防犯効果が大きく異なります。
適切な場所に適切な数を設置することで防犯効果を最大限に高めることができます。
また、設置の角度を適切に配置することも重要です。
最適な防犯カメラの導入はお客様の環境やご利用用途によって大きく異なります。
弊社では、お客様のご要望を聞いた上で、防犯診断を行い、最適なご案内をさせていただいております。
設置目的の注意点
設置の目的によって導入する防犯カメラのスペックや、位置・角度が異なります。
例えばコンビニエンスストアの例を挙げても、導入の目的は以下のように複数あります。
- 店を出入りする来客の”人物の特定”
- レジ及びその周辺での”人相の認識”
- ATMを操作する”人物の特定”
- ATM周辺の”行動の把握”
- 店内の来客の”行動の把握”
- 倉庫の出入りの”状態の把握”
- 駐車場の状況の”全体の把握”
”人物の特定”と”人相の認識”では、カメラの画角やレンズが異なりますし、
”人物の特定”と”全体の把握”でも同様に、画角やレンズが異なります。
防犯カメラを導入する前に、何の目的でそのカメラを設置するのか?
一度考えていただくと必要なカメラの性能や位置、台数が見えてくると思います。